修練の鏡と精霊の大地
第20章 ラスボス
最終的に、この場に集まったのは、栄球也、純化こと加田純、プロレスラーの矢崎コウヤ、桃尻娘こと百地莉子、ユングこと藤山輝、総合格闘家の佐田勇樹の六人。
それぞれ、あの妖精の世界で短い間の旅をして、出会った者達ばかりだ。
手元にある修練の鏡は、すべてガラスの破片と化していた。
純化が、窓から下を覗いてみる。
ツノがはえたパンダが2頭と、同等の大きさのハムスターがいた。
「なんか、かわいいのがいるけど……あれ、闇の者の使いなん?」
<出てきてるのはみんな、闇の者ばかりやで。おそらく鏡を嗅ぎ付けて集まってきたんやな>
「あれ、そんなに怖いとは思わないんだけど……だって、ハムスターは大人しくたたずんで、前足で顔を拭いてる」
<でも、人を襲いよる。あんがい、見た目より危険やで>
ソーヤは青い石の鏡を、なにかを探すように眺めていた。
勇樹は窓から顔を出した。
「おらおら、てめえら!! 人を襲いたいなら相手になるぜっ!!」
声を張り上げて、怪物を挑発する。
それをコウヤが「なにを、ちょっとヤンチャな中学生みたいなことしてんだ」と呆れ顔で見ていた。
さらに窓の下の様子を、莉子が見ていた。
「見て、あのでっかいハムスター、後ろ足で立って、鼻をヒクヒクさせてる。なんか、かわいいね。ひょっとして、あれで挑発にのってるのかもね」
<だ〜か〜ら〜、見た目にまどわされたらアカン!!>
ソーヤは注意を促すが、みんな動物園に来ているようなノリだった。
それぞれ、あの妖精の世界で短い間の旅をして、出会った者達ばかりだ。
手元にある修練の鏡は、すべてガラスの破片と化していた。
純化が、窓から下を覗いてみる。
ツノがはえたパンダが2頭と、同等の大きさのハムスターがいた。
「なんか、かわいいのがいるけど……あれ、闇の者の使いなん?」
<出てきてるのはみんな、闇の者ばかりやで。おそらく鏡を嗅ぎ付けて集まってきたんやな>
「あれ、そんなに怖いとは思わないんだけど……だって、ハムスターは大人しくたたずんで、前足で顔を拭いてる」
<でも、人を襲いよる。あんがい、見た目より危険やで>
ソーヤは青い石の鏡を、なにかを探すように眺めていた。
勇樹は窓から顔を出した。
「おらおら、てめえら!! 人を襲いたいなら相手になるぜっ!!」
声を張り上げて、怪物を挑発する。
それをコウヤが「なにを、ちょっとヤンチャな中学生みたいなことしてんだ」と呆れ顔で見ていた。
さらに窓の下の様子を、莉子が見ていた。
「見て、あのでっかいハムスター、後ろ足で立って、鼻をヒクヒクさせてる。なんか、かわいいね。ひょっとして、あれで挑発にのってるのかもね」
<だ〜か〜ら〜、見た目にまどわされたらアカン!!>
ソーヤは注意を促すが、みんな動物園に来ているようなノリだった。