
修練の鏡と精霊の大地
第21章 そして……
あれから数日、それぞれが、それぞれの連絡先を交換し、SNSでの繋がりを持ち、一人一人が夢に向かって歩き始めていた。
あの日の翌日、球也は野球部に戻り、前日とは違う頑張りに、部員のみんなが、目を丸くしていた。
野球部キャプテンの金吉も、驚きだった。
「お前、あの球也……だよな?」
「はい、球也です」
「……レギュラー、おかえり」
球也は親指を立てた。だが、数時間前に地球になにが起こっていたのか、光の者のオウバー・サンのおかげで記憶は消されていた。ただ、いろんな被害が町中で起こっていたのは確かだった。
その戦いに活躍した球也はレギュラーに戻り、地区大会の試合では負け知らずの好成績をおさめていた。
「打てる自信がある」とハッキリと言えるほど。
親からは念願の携帯電話を買ってもらった。今まで、持ってなかったのだ。
そして、初めてのSNS。
「これで、みんなと連絡ができる」
無料登録したあと、わかりやすい、コウヤの名前をさがした。
プロレスラーとして活躍しているため、簡単に探し出せた。
彼一人を探すと、みんなと繋がる。
いや、さすがにみんなじゃない。球也には気になってる人がいた。
コウヤに友達申請をすると、あっという間にメッセージが届いた。早速、読んでみた。
〔待ってたぜ勇者さん!! さっき、みんなにメールしたから、まとめてそっちに申請がくるぜ!! それと、来月には勇樹の野郎と異種格闘技戦をやるんだ。会場と日時はまた連絡する〕
「相変わらずだなぁ。でも、夢叶ったんだ! 二人の試合、見てみたいな」
すると、立て続けに、メールが届いた。
あの日の翌日、球也は野球部に戻り、前日とは違う頑張りに、部員のみんなが、目を丸くしていた。
野球部キャプテンの金吉も、驚きだった。
「お前、あの球也……だよな?」
「はい、球也です」
「……レギュラー、おかえり」
球也は親指を立てた。だが、数時間前に地球になにが起こっていたのか、光の者のオウバー・サンのおかげで記憶は消されていた。ただ、いろんな被害が町中で起こっていたのは確かだった。
その戦いに活躍した球也はレギュラーに戻り、地区大会の試合では負け知らずの好成績をおさめていた。
「打てる自信がある」とハッキリと言えるほど。
親からは念願の携帯電話を買ってもらった。今まで、持ってなかったのだ。
そして、初めてのSNS。
「これで、みんなと連絡ができる」
無料登録したあと、わかりやすい、コウヤの名前をさがした。
プロレスラーとして活躍しているため、簡単に探し出せた。
彼一人を探すと、みんなと繋がる。
いや、さすがにみんなじゃない。球也には気になってる人がいた。
コウヤに友達申請をすると、あっという間にメッセージが届いた。早速、読んでみた。
〔待ってたぜ勇者さん!! さっき、みんなにメールしたから、まとめてそっちに申請がくるぜ!! それと、来月には勇樹の野郎と異種格闘技戦をやるんだ。会場と日時はまた連絡する〕
「相変わらずだなぁ。でも、夢叶ったんだ! 二人の試合、見てみたいな」
すると、立て続けに、メールが届いた。
