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"僕の家族"

第3章 死んだ目

僕達が見回りをしていると まだ 僕達と同じ位の年の子が道路の端っこでうずくまりながら 倒れているのを見た

「ルーク」:D あそこに人が!!

「D」:あんなに痩せこけて...大人に捨てられたのだろ...

とりあえず 助けないと!!

「ルーク」:ねえ 君!!

「D」:応答がないぞ やべえな
とりあえず、俺の家に連れていこう

そして僕達は、その少年を家に運んだ..

「D」:ほら 水だ!!

ゲホッゲホッ

「?」:ここはどこだい?

「ルーク」こいつの家さ

「D」:大丈夫か?

「?」:大丈夫だよ。
助けてくれてありがとう。
でも、もう俺とはかかわらない方がいい...

「ルーク」:どういう意味?

「?」:俺がいるとあなた方を不幸にしてしまう人間なんだ...

「D」:お前 まさか奴隷か?

「?」:うん...
俺の名前は、ローランだローでいい
この刺青が奴隷としての証拠だ

そう言うと、ローランは胸にある羽の刺青を見せた

「ロー」:じゃあ行くよ
ありがとう

「D」:そんな痩せこけた身体で どーやって生きるんだよ!!

「ロー」:水も頂いた これ以上あなた方に迷惑はかけられない。

「ルーク」:ここにいればいいじゃないですか!?

「D」:ああ そうだぜ!
回復するまでうちにいろよ!

「ロー」:俺が嫌じゃないのか?
こんな 汚い奴隷が嫌じゃないのか?

「ルーク」:何が嫌なの?
ねえD

「D」:ああ 何が嫌なのかわからんぜ

「ロー」:あ.....とう..
ありがと...

そう言って彼は泣き崩れた。

「ルーク」:よほど辛いことがあったのだろう。

「D」:まあ ゆっくりしてけや

っと その時だった

ドガアーン

窓を何者かに破られた

「D」:なんだテメエわ!?

「ルーク」:何があった!?

「マフィア」:ローランもう逃げないでくれ お前が逃げる度に 俺のファミリーから人質を取られるんだ..
お前を連れて帰らねえと 俺の部下の命が..
お前が戻らない場合は 殺さなきゃならねえ..

「ロー」:すみません
でも もうあそこに帰るのは辛い
だから もう殺してください
この人達には迷惑をかけられない

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