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キラキラ

第31章 イチオクノ愛


口でしてる……!


いや、俺もするけど。
なんなら、にのちゃんも、たまーにしてくれるけど……。


この二人のは強烈……!


翔ちゃんの細い足を高く持ち上げて、もう片方の手と口で追い上げてゆく松潤。
翔ちゃんは、両腕で顔をかくしながら、その背中を仰け反らせて、感じてる。


生真面目が服着て歩いてるような二人が、本能をさらけ出してる、それだけで、刺激的なのに。

クチュクチュどころか、すげー卑猥な音がする。

さらに翔ちゃんの甘い声の相乗効果で、もう俺までイッちゃいそう……。


「潤……っ……あっ……潤」

「…ん…ん……」

「あっ……あっ……イく……っ」

「…ん…イッて」

「……はぁっ…俺……だけ……っ?」

「……とりあえずね?……ん」



つべこべうるさいとばかりに、松潤がスパートをかけた。
その激しく動く頭に、翔ちゃんが、しばらくしてぶるっと身悶えた。


「…出るっ………ぁんんっ」


小さな悲鳴。
腕を自分の口元におろし、声を殺して。
ギュッと目をつぶり、体を何度も震わせる翔ちゃん。



……なにこれ。
翔ちゃんのイク顔、マジ可愛い!


リーダーは綺麗だったけど、翔ちゃんは可愛いわ。
あんな男くさい人なのに……初めて知った……。


ってか、メンバーのイク顔なんか普通は見ないか……。


気がつけば俺も硬くなってるし。

煽られまくってんじゃん……俺。
くっそー……出したい。
俺はひそかに腰をゆらす。


目の前にははぁ……はぁ……と息を弾ませる翔ちゃん。
涙目なのが、いい。
いや、いいって何がって話だけど。


松潤は、口をぐいっとぬぐいながら体をおこし、着ている黒いシャツのボタンに指をかけ、一気に脱いだ。


あらわれたのは、鍛えられた胸板と、たくましい腕。


でた!ライブでやると、ファンの子が絶叫するやつ!


細っこいチビだった末っ子は、いつのまにか俺たちを凌駕するほどの体ができてる。

俺やリーダーも筋肉質だけど、松潤に比べりゃ細いもんな……。
翔ちゃんもムキムキというほどの筋肉はないし。
にのちゃんにいたっては、皆無だし。

ま、にのに関しては、筋肉はいらないけど。
抱き心地かわっちゃうもんね……くふ。


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