
キラキラ
第33章 🌟🌟🌟🌟🌟
何度も何度も繰り返しキスをした。
時に激しく、時に優しく、足りないとばかりに、何度もお互いの唇を貪りあう。
会えなかった分も。
そして、これから会えなくなる期間の分も。
できるだけ体で覚えておきたいとばかりに、俺たちは夢中で舌を絡ませあった。
「もっと……舌だして」
吐息とともにミヤに囁かれ、限界まで舌をべーっとだしたら、すかさずそれを強く吸われ、胸がきゅっとなる。
口の端から、飲めない唾液がでてきたことにより、さらに卑猥な音が増し、体が煽られどうしようもなくなってきた俺は、必死にミヤにすがりついた。
その間、俺の右手は、ミヤの左手で握られ、しっかりとシーツに縫い止められて。
その力強さが、心地よい。
「……ん……ん」
「…………ふ……脱がしますよ」
やがて、少々乱暴にワンピースを剥ぎ取られた。
ミヤもまた、勢いよく着ているシャツを脱ぎ捨てる。
なにも纏わない姿で、愛しあうのは、とても久しぶりだった。
……ミヤの裸は綺麗だ。
ミヤは、俺を綺麗ってよく言うけど、こいつも真っ白な肌をしていて、すべすべと触り心地がいい。
俺は思わずミヤの首筋に顔を近づけ。チュッときつく吸い上げたら、そこが花が咲くように赤くなった。
「あ……こらっ」
「ふふ……俺の」
「もう……ここは下手したら見えますよ」
ミヤは、苦笑して自分の首を触る。
「……いーじゃん。虫除けだもん」
呟くと、ミヤはふっと笑い、俺の肌を優しく撫でた。
時おり、悪さするように、するっと胸を弾いてくる。
俺は、そのたびに、 ピクリと動く。
……俺が、そういう意地悪に弱いのを熟知してるからこその戯れ。
「サト……気持ちいい……?」
「……ぁ……ん」
ミヤは決定的な刺激は、いつもなかなかくれない。
ゆるやかにゆるやかに。
ゆっくり大切に愛して、二人の熱を高めてくれる。
でも……今日は、こんなんじゃ足りないよ……
抗議するように、体をよじっても、上からしっかりと押さえつけられてるから、動けやしない。
それほど、ミヤの施す刺激に、からだすべてが反応してて。
もっと、もっと、と浅ましいほどに体が跳ねた。
「ぁ……ぁ……っ」
「相変わらずきめ細かい肌をしてる……」
