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キラキラ

第39章 バースト12


え………


ニコニコしてるお母さんを見つめる。


……可愛い?俺が?


戸惑っていると、お母さんは、ねぇねぇ、と顔をさらに画面に近づけてきた。



『翔のどこが良かったの?』

「あ…えと」

「母さん、そんなこと聞かれたら潤が困るじゃないか」

『えー、遊んでばかりだったあなたが、ようやく紹介したい人がいるなんて言い出したのよ。気になるじゃない』

「遊んでばかり、いうなよ」


翔が苦笑して、頭をがりがりかいてる。


………待って待って


展開の早さについていけない。


これは俺は受け入れてもらえてると思っていいの?


ドキドキしながら、画面をみると、翔のお父さんが、真面目な顔でじっと俺を見ている。
まるで、値踏みするようなそれに、ぐっと唇をかんで耐えた。

すると、翔のお父さんは、おもむろに、


『………君は能力者かい?』


と言った。

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