テキストサイズ

泣き虫ルームメイト AM & 遠回りのルームメイト SN

第14章 泣き虫ルームメイト14 潤

14-3

しばらく枕を濡らして、少し落ち着いた頃に 大野さんが部屋に入ってきた

「潤、気分どう?」
「ん・・・大丈夫」

「念のため 今日は検査入院だって。最近多いからな。安静にして静養しろよ」
「わかった・・・おとなしくしてる・・・」


イイ子だ、って頭をぽんと撫でられる


うん、俺イイ子だよ
二人の事困らせたりしないから





でもこれで俺の生き方は、決定した

この先もずっと まーと一緒に生きていける未来があるのなら、と
手術に賭けてみることも考えてたけど

こうなった今、俺が長く生きることに意味は無い

ストーリーメニュー

TOPTOPへ