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幻星記外伝~騎士物語…初恋

第4章 新しい…生活

「いい!!--。左側が、〈刀〉の部屋で…右側が、〈剣〉様の御部屋ーー!!。右側に行く時は、必ず!!--二人以上でーー行くように!!!。」なんでーって顔をするエリシア。
「〈手打ち〉になるからよ!!。」きょっとーんするエリシア。
「えぇーー!!!。知らないの!!!。はぁーーーー。」大仰にーー肩を落とすも、直ぐに!!!
「〈手打ち〉って云うのは…〈剣〉様の処刑の事を…云うの!!。〈次代〉様に…手を出したら…駄目って云う事!!!。」そう…言いつつ、大仰に……手を降るリル。
「はぁーーー。」気のない…返事をするエリシア。随一ー顔を…近づけ、
「いい事!!。〈次代〉様に…手を出したら…死刑って事よ!!。」
「死刑?!…。」
「そうよ!!。〈ワンダー大神殿〉行きよ!!!。〈次代〉様は、魔獣の餌に…なるわ………それも…かなり…やばいの……。私も余り…知らないのだけど……。とにかく…右側に…行く時は、必ず!!……二人以上でーー行ってね…!!。お願いよ!!!。」腕を掴むと、ぶんぶんと…降るリル。
「う、うん!!。」頷くエリシア。

「リル!!。」一人の青年が、階段を…駆け上がって来る。青みがかった黒い髪と茶色の瞳をした…なかなかの好青年。
「ヲサダ!!。」二人は…強く抱き合う。やれやれといった顔で、後から現れた〈六の次代〉候補の一人…マオ。青みがかった黒い髪と瞳をしたエリシアより二つ上の美形!。それと5人の〈六の刀〉達。十代後半から…二十代半ばの…彼等も…なかなか…魅力的な姿を…している。
「へぇーー!!。かわいい!!。」マオがじろじろと…エリシアを見定める。
「えっ!!。」固まるエリシア。
「マオ様…!!。」諫める声を…出す〈六の副官〉テオトリシュ。二十代半ばの青みがかった黒い髪と瞳をした…少々…厳つい顔をした好男子。
「冗談だって!!。テオは、堅いなぁーー!!。」
「はぁーーー!!!。」なんでーー次から次と美形が現れるの!!!。エリシアは、疲れ果てた顔をする。
その間も…マオとテオトリシュ掛け合い漫才は続いている。「堅いとは…何です!!。〈六の剣〉様を…見習わないで下さい…。」
「親の真似を…して、何が…悪い!!。」



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