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sugar-holic2

第8章  疑惑が確信に変わる時

亮くんが帰って、しばらくしてからチャイムが鳴った。

「いらっしゃい。早かったね」

出迎えた私に

「そう?」

倉田くんが軽く答えて、目を細めた。

「上がって 」

玄関に招き入れる。

倉田くんが靴を脱いでいるうちに、コーヒーの準備をしようとすると

「誰か来てた?」

鋭い指摘に、ドキッとした。

「あ…うん。友達」

その言葉に嘘はない…のに。

何で後ろめたいような気分になってしまうんだろう?

「年下の?」

「え!?」

「茶髪の男? 」

何で…?

亮くんは確かに『茶髪の年下の男』だ。

だけど、何で知ってるの?

…あ。分かった。

駐車場で会った人だ!!

「何か聞いた?」

変な誤解をされて、そのまま倉田くんに伝わったりしてないよね!?

そう考えて聞いたのに

「何かって?」

質問に質問で返すの、倉田くんの悪いクセだと思う。

「…聞いてないなら、いい 」

下手な事言ったら自滅するじゃない!!

倉田くんに背を向け、コーヒーの袋に手を伸ばす。

…と。

後ろから腰に手を回され、抱き込まれた。

「いいってどういう意味?」

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