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sugar-holic2

第8章  疑惑が確信に変わる時

「倉田くん!?」

急に抱えられて、驚いて振り返ろうとしたのに。

倉田くんが腕の力を強めた。

身動き出来ないほど密着して…倉田くんの匂いに包まれて…。

安心するのに、妙にドキドキする…。

「なぁ」

抱き込まれたまま耳元で囁かれて、びくんと肩が震えた。

「ん…っ」

「知らないならそれでいいって事?」

低くて堅い声音。

いつもの倉田くんとは違う口調に、思わず体が固まってしまった。

「何言って…」

「じゃ、今日何してた?」

耳元で囁かれて、吐息が耳にかかる。

ぞくりとした感覚が背中を走り抜けた。

「んんっ……内緒」

倉田くんの腕にしがみついて耐えると

「言えないような事してたんだ」

耳の縁を舐められ、耳たぶを咬まれた。

「ひゃっ!?」

「言わない?言わないとツラいかもよ?」

片手でがっちりと抱き抱えられたまま胸を探られる。

「や…倉田くん、待って…」

裾から入った手が、荒々しくブラジャーの内側に差し込まれた。

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