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ビタミン剤

第45章 残暑



たしかにバルコニーのあのおっきなプールは
かなり魅力的ではあるけどね。


今年はまだ夏らしいことがなんにもできてない。


雅紀から寝室の鍵をもらって
部屋の中に入って紙袋の中身を取り出してみると、そこにはトロピカルな花柄でビビットな色使いのビキニタイプのスイムパンツ
しかも相当ハイレグなデザインのヤツ。





「…バカじゃねえの…なにこれっ」



こんな恥ずかしいの履くとかバツゲームだよ!
これなら普通に下着でプールにはいるほうが
まだマシな気がする。


とりあえず汗だくのシャツは着替えて雅紀に
抗議しようと振り返るとドアが開いて本人の登場。



「着替え終わった?」

「あのさ、雅紀っ…………っ!!」


俺と色違いの花柄の水着を着こなしてる雅紀。

均整がとれてて引き締まってる上半身は
少し日焼けしててより逞しさが溢れてて
美しい腹筋ラインからわき腹、腰にかけて
ますます男の色気が滲み出てる気がする。


けど…1番目のやり場に困るのは…

やっぱりソコの部分な訳で
極小の花柄の布に収まってる雅紀の中心の形が
はっきりくっきりと分かるほどのデザイン。






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