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ビタミン剤

第45章 残暑


ためらう翔のシャツを剥ぎ取るように脱がせると、
予想を遥かに超えるしなやかで美しいビキニ姿。



窓から差し込む日差しで翔のきめ細かな素肌に
汗がきらきら反射して輝いてる。

そうだ、アレだ!
以前、翔が女性誌のモデルに挑んだときの
かなりの話題性と評判になったヌーディーな
表紙のアレ!!

いや、あの時よりも数段色っぽさは増量化してて
吸い付くようになまめかしい肢体は芸術的な
美しい彫刻にさえ見えてしまう。



「ちょっ、雅紀…そんなに見ないで…」


「あ、ごめん…でもすっごく似合ってるから
見惚れちゃった」

「……バカ…はやく日焼け止め塗ってよ」


真っ赤になって背中をむける翔
そのしなやかで美しい背中を唾を飲み込むほど
凝視してしまう。



汗ばむ頸、優しい肩の曲線から肩甲骨
雪のように真っ白な翔の素肌
色気の溢れる腰、小さなビキニだとかくし
きれない双丘部分が露わになってる
手にした日焼け止めをこっそり床に置いた。




「雅紀?」

シミひとつない背中を見せながら艶やかな
見返り美人が
やわらかな響きで俺を名前を呼ぶ。


それはギリギリのところで堰き止めてた理性が
呆気なく崩壊してしまう瞬間。



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