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ビタミン剤

第9章 金色の雨



さあ、雅紀ドットコーム
最高に美味しいカクテル作り
頑張っちゃいますよぉ〜
翔ちゃん喜んでくれるといいな


お風呂あがりの翔ちゃんは
ほかほかさんで素肌に羽織るだけの
上着からちらちら見える胸板が
やけに眩しく見えてドキドキする

部屋の照明を落として間接照明だけ
にして、ムードを出しちゃおうって
してるから、よけいにお風呂あがりの
翔ちゃんがなまめかしく見えちゃう


「おっ先ぃーふぅ。
風呂めっちゃ気持ちよかった」


「あ、髪乾かしてないでしょ
もう、翔ちゃんダメだよっ」

タオルドライをしっかりしたからって
言い張る翔ちゃん、ほんとに自分の
ことになると面倒くさがりなんだもん。



「雅紀も風呂入ってくる?」

「ううん、先に翔ちゃんの
カクテル作ってあげたいから
後にするね。」


「すっげえ楽しみだよ、ありがと。」



ダイニングテーブルに腰をかけて
俺のカクテルを待ってくれてる
翔ちゃんがやさしいまなざしで
見つめてくれてる。

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