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ビタミン剤

第11章 innermost



「ねえねえ、メール…られからぁ…
ん、ぁ…む、はぁ…んぁ。」


ジュル、ジュル ちゅぱ、ちゅば


「ふぁ……ぁ、んぐっ…ぁんんッ」



部屋の中に響き渡る粘着質な水音の発信源は
俺の股間から奏でられてて、俺の両脚の間に
しゃがみこむニノが唇と舌で奏でてるみごとな
くらいの卑猥な音色。


実はニノは
まだジュニア時代だった頃
俺が初めて男を抱いた相手だった。

ほんのわずかな期間
付き合いの真似事みたいな関係もあったり
したけど、結局本気の恋愛には至らなかった。


嵐としてのメンバーに選ばれてからも
しばらくはなんにもなかったかのような
友情関係で落ち着いてたのに


何年前からだ?


ニノが1カ月に1度位の割合で
この部屋に訪れるようになって爛れた関係が
復活したのは?


もう何年前?
んなこと、いちいち覚えてねえし。


気付いたら当たり前のように俺の脚の間に
割って入ってきて、
そうすることがさも当然のようにファスナーを
降ろして下着の中のぐったりと静まりかえる
俺自身を取り出してうっとりと愛でながら
咥えだしていた。




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