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ビタミン剤

第11章 innermost



翌朝、俺より先に目覚めたニノ。

抜けちゃってたぁと拗ねながら布団の中に
潜り込んで俺のを勝手に咥えて舐め始めて
立ちあがる俺自身を確認して自ら跨って
ずぶずぶに食べ始めるニノがいてた。

朝飯代わりに俺のことを美味そうに
貪りやがって、結局2回戦、上と下両方の
口へ発射させられたは想定外。


相葉ちゃん
頼むからこいつを満足させられるくらい
頑張ってくれよ。








ロビーの喫茶コーナー
目の前で満足そうな顔でコーヒーの香りを
楽しむニノの顔色がいつにも増して
艶めいてるのは
たぶん俺のおかげ。

ニノのケツの中にはまだ俺の精子が残った
まんまだよって、さっきエレベーターの中で
うれしそうに言ってきやがったし。



「美味しい香りだね、翔ちゃん
潤くんはもう直ぐ来るの?」


「ああ、もう来るよ。
ってかニノはゆっくりしてて大丈夫なわけ?」

「うん、CMの打ち合わせここに変更して
もらったもん。」

ニノの愛らしい微笑みがやたらとしたたかに
見えるのは、気の所為だとおもっておくこと
にする。
潤から到着したよとメールが届きロビーを
ぬけてこちらへ颯爽と歩いて来る潤の姿が
見えた。


「お待たせ、翔さん。あれ…ニノ?」


「はよ、潤くん。」


「なんで一緒なの?」


「さっき偶然にね、俺もさ今日ここで
CM打ち合わせがあるのよ。」


「へえ、そうなんだ。」


「じゃあね、ニノ
俺らもう行くね、予約の時間もあるし。」

「あ、翔ちゃん。コーヒーごちそうさま」

「ん、ああ。じゃあね、ニノ
明日はスタジオ11時だから10時集合だから。」


「ほーい。
翔ちゃんまたメール送っててほしいな。」


「わかった
じゃあ打ち合わせ頑張なよ。」


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