ビタミン剤
第13章 ぼくのペット
Jside
気持ちが高揚してるのが隠せないくらい
翔さんには感謝してもしきれない気持ちが込み上げ
てきてる。
初めてのペットとの生活が俺の気持ちをものすごく浮き足立たせていた。
「名前どうする?
なんて呼んであげようかな?」
「潤が決めたげなよ。俺だったらポチとか
シロとか絶対ネーミングセンスねえし。」
「ひっでぇ名前。翔さん。
じゃあ、カイザーってのはどうかな?」
「いいんじゃないの。
ドイツ語で皇帝なんてさすがは潤。
スケールのデカイ名前だね。」
ずっと考えてたネーミングを褒められて
くすぐったいくらいうれしい気持ちになって
真っ白な仔犬を抱き上げてみた。
「フフ、じゃあ決まり。
カイザー、お前はこれからカイザーだからな。」
とにかく
世話をしたい
抱っこしたい
かまってやりたい
俺の気持ちはぜんぶが裏目裏目に出てしまって。
皮肉にも冷静な立場でいる翔さんのほうに
懐いてしまうカイザー。
短いシッポをふって翔さんの足下にじゃれついて
たりする。
「おいで、おいでって!カイザーこっちだろっ!」
ソファで新聞を読む翔さんの足下からカイザーが
離れないのがだんだと気にくわなくなって
思わず声が大きくなっていたら
「潤、まだ初日だよ。こっちにおいで。
こいつだってはじめて来た部屋で落ち着か
ないんだと思うよ。」
「……うん。」
翔さんの納得のいく優しい言葉に、つい気持ちが
先走ってた自分を反省したりする。
気持ちが高揚してるのが隠せないくらい
翔さんには感謝してもしきれない気持ちが込み上げ
てきてる。
初めてのペットとの生活が俺の気持ちをものすごく浮き足立たせていた。
「名前どうする?
なんて呼んであげようかな?」
「潤が決めたげなよ。俺だったらポチとか
シロとか絶対ネーミングセンスねえし。」
「ひっでぇ名前。翔さん。
じゃあ、カイザーってのはどうかな?」
「いいんじゃないの。
ドイツ語で皇帝なんてさすがは潤。
スケールのデカイ名前だね。」
ずっと考えてたネーミングを褒められて
くすぐったいくらいうれしい気持ちになって
真っ白な仔犬を抱き上げてみた。
「フフ、じゃあ決まり。
カイザー、お前はこれからカイザーだからな。」
とにかく
世話をしたい
抱っこしたい
かまってやりたい
俺の気持ちはぜんぶが裏目裏目に出てしまって。
皮肉にも冷静な立場でいる翔さんのほうに
懐いてしまうカイザー。
短いシッポをふって翔さんの足下にじゃれついて
たりする。
「おいで、おいでって!カイザーこっちだろっ!」
ソファで新聞を読む翔さんの足下からカイザーが
離れないのがだんだと気にくわなくなって
思わず声が大きくなっていたら
「潤、まだ初日だよ。こっちにおいで。
こいつだってはじめて来た部屋で落ち着か
ないんだと思うよ。」
「……うん。」
翔さんの納得のいく優しい言葉に、つい気持ちが
先走ってた自分を反省したりする。