ビタミン剤
第14章 day off
「ね、翔ちゃん、まだ?」
「ごめんね、かずがあんまり可愛らしい顔してるから、つい見惚れてちゃった。」
キスを待ちわびてるニノからの小さい声のおねだりにうんと甘い声でささやきながら、ムチャぶりを伝えてみる。
「ねぇ、かず、舌を出してみて。
もっと長くそうそう、上手上手。」
あっかんべーってするみたいな、
可愛らしい顔で舌を長く出してるニノの舌を、親指と人指し指で優しくつまんであげてニノの舌の表面積いっぱいを甘噛みしながらゆっくりと味わうように舐めてあげる。
口ってさ
粘膜が剥き出しにできる唯一の器官
なかでも舌の役割りは
捕食
咀嚼
嚥下
生きてく上で生命を繋ぐ作業を日々なんでもないように行ってくれている大切な器官。
「しょ、ちゃぁ…ぁうっ…んん…ぁ
ぁ、ふぅ…は、ぁ…んぁ。」
2人で愛し合う時間には、俺のモノを優しく捕食してくれて、 美味そうに口の中いっぱいにして味わいながら舌を丁寧に使って舐めまわして咀嚼し、咽頭の奥まで咥え込んで、苦しそうになりながらも放さないでくれる。
むせ返ったりして涙をながしながら俺の最後の一滴まで零さないですべてを美味そうに嚥下してくれる。ニノの可愛いらしい舌とくちびる。