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ビタミン剤

第14章 day off



「翔ちゃん、海くんのオムツと着替え持ってきたよ
どう?泣いたりしてない?」

「めっちゃご機嫌さんこいつ風呂好きみたいだわ
しっかしめちゃくちゃ暑いし。かーず扉開けていいよぉー」

扉を開けて覗き込むニノ
目があった時、少し頬が赤く染まった気がしたのは湯気の所為?すぐさま俺ら2人見て大爆笑してくる。

「ほんっとにそっくりさんだね、おでこだしたらまるで親子だもん、写メ撮っちゃおう。」

パタパタ走って携帯取りに行って大笑いされながら入浴してるとこを撮られた。
あとで俺の下半身はモザイク処理しないとって言ったらおもいっきり殴られたけど


風呂できもちよくってご機嫌な海を連れてニノが一足先にリビングへ行く。
下着も、着替えも二階の自分の部屋のクローゼットだってことに気付いたけど、
先にキッチンに行って喉を潤すことを選ぶ。



いやぁマジ、ガキと一緒に長湯はかんべんだわ

「あ……翔ちゃん」

ん?なんでだろニノの表情が…

「なんで…着てないの。」

「いや、俺の着替え 二階のクローゼットだし
先に喉乾いたからさ」

「そっか…」


腰にバスタオル1枚、首にタオルをひっかけて
汗と水滴が滴り落ちてくるのが感じながら冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出して一気に飲み干してるとニノの視線を感じるから
どしたの?ってたずねても
なんでもないって、なぁんかへんなんの。

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