ビタミン剤
第17章 遺言
Sside
遺言書ほったらかして
万年筆をさがしてたのになにやってんだろ
テーブルの下に潜ると
智くんのガッチガチになってる息子が目の前に
現れて驚いた拍子におもいっきり頭をぶつけた。
まるで誘うようにふるふる揺らしながら雫を垂らして俺が喰らい付く瞬間を待ちわびてる。
書きかけのままのテーブルの上が気になったけど、目の前に揺れてる慾望の処理のほうを優先しなきゃって思えたんだ。
「翔ちゃん、ほらおいらの食べ頃だよ
おしゃぶりしたいでしょ」
智くんの艶めく声
口腔内に大量の唾液が分泌し始めてごくりと喉を鳴らして、唾と一緒にためらいも飲み込んだ。
目の前に聳え立つ智くんの分身に舌を這わせてくちびるで触れていく。
舐めてるだけなのに
下腹部の反応は顕著で、布地を築き上げてて
先走りの湿り気で下着をぐっしょりと濡らしてしまってて
どうにも恥ずかしくて腰が引けてしまうところを
智くんの右足の爪先がくにくにと直接的な刺激を与えてくる。
「もう張り詰めててぱんぱんじゃん
おしゃぶりしながら感じてんだ
咥えて舐めただけでこんなになってる。」
「…ふ…んん…ぁひぅっ」
喉の奥から悲鳴に似た喘ぎが漏れて
おもわず咥えてた智くん自身を口から溢れ落としたから、慌てて吸いつくように咥えてなおした。