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ビタミン剤

第18章 宵待ち草


胸の突起を右手の指で弄って左手で自らの昂りに上下に擦りあげる刺激を与えてるのに
気持ちイイ部分には確実に当たってるのに


ぜんぜんちっとも足りない



「ぅ、ふ…ン、なんで?翔…ぁ…ん」


翔ちゃんのながい指はもっと付け根から擦りあげてくれてたから?
翔ちゃんの親指はもっと意地悪に先端部をくちくちねちっこく触れてくれてた?
翔ちゃんはもっときつく摘んでくれて、唇は舌は?

恥ずかしいところぜんぶを露わにしながら触れてくれて俺を酔わせてくれてた。


「ぁ、だめ…ぇだぁ
ン…なァ、でぇ
ムリぃ…翔…しょちゃ…ぁ…イケなぁ…」


行き場のない絶頂感は何度か襲ってはくるのに
果てるまでには到達せず燻った熱が下腹部に溜まるだけ。
翔ちゃんなら簡単にこの熱を解放してくれて
もっと強烈に痺れる灼熱な快感を与えてくれるのに


画面の中の翔ちゃんは
みんなどの顔もよく知ってるどれも優しくておとこまえな翔ちゃんの顔。


だけど俺が今1番ほしいのじゃないから
こんなにも泣けてくるんだ


「ふ…ぅう…ぅぇ…
しょ…翔…ちゃ…ぅく…っ…」


逢いたい、ふれたい
抱き合って、混ざり合って
溶け合って、ひとつになれたら

他になにもいらない



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