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ビタミン剤

第18章 宵待ち草


「くっ…かず、そんなに締め付けないで
久しぶりだから
俺も、…っ…そんなに保たない…」

「…ぁん…ぁ翔っ…あぁっ…翔ちゃ…んんっ」

「たくさんの俺が俺たちのこと見てる。
いやらしい顔で感じてるかずを見てるよ。
でもカズにこんなエッチなことできるのは本物の俺だけだもん。」

「翔…ちゃん…ぁ…ぁあも、
…きてっ、中に…ぁおねが…ぁん…!!」


脳みそがジリジリ焦げ付くような匂いは錯覚
手離しそうになる意識をどうにか繋ぎ止めながら
翔ちゃんの激しい律動を受け止めて最奥に導いて
引き裂かれる痛みよりも、突き上げられ揺さぶられて間もなく迎える
翔ちゃんの絶頂の極みを受け止めることの喜びを
感じるために直腸がうねり蠢くのがわかってしまう
あさましいくらいの欲望に身を任せてた。



ねぇ、翔ちゃん


おかえりなさいってちゃんと言葉で伝えれたのかな?
翔ちゃんの熱い飛沫の全部を受け止めたと同時に
たぶん夢の世界へと向かってしまったから。

無事に俺のもとへ帰って来てくれありがと。

たくさん話したい事、聞きたい事、
翔ちゃんとしたいことも山ほどあったんだよ

ねぇ、夢の中でも抱き締めて

目が覚めたら口が半開きのだらしない翔ちゃんの寝顔が隣りにあると嬉しいな。


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