テキストサイズ

ビタミン剤

第19章 ニンカツ

Nside


まーくんが脱ぎ捨てたジャケットを握りしめて
噛み付いたりしてた。
玄関先だったから声殺すのに必死だったんだもん。


扉をあけるなり野獣に変身する恋人。


めちゃくちゃ濃厚なキスで激しくくちびるを
奪われたと思ったら、
すぐに下半身丸裸にされて
バックからガンガンに突きまくられて
あんあん言わされてよがってすすり泣いてた。


いや、泣き喚いてたって言ったほうが正解かな?


そしたらまーくんが軽々と俺を抱き上げると
リビングへ移動してくれて毛足の長いラグの
上に優しく横たえて
めちゃくちゃ優しいキスをしてきたから
身体が蕩けちゃってリビングでふたたび合体。


まーくんの脱ぎ捨てたシャツとネクタイは
たぶん、リビングのドア付近で俺の下着と
仲良く丸まってる。



肌と肌がぴったり密着できる正常位で
おもいっきり突き上げてあげてくる。
自慢できる筋肉なんてないひょろりと白い
俺の腕はまーくんの首に必死に抱きついてた。


そんな仕草がご満悦なのか
まーくんは嬉しそうに微笑んで俺の耳もとで
絶え間なく愛をささやいてくれてんだ。

「っぁ…まーくんっ…まーくん…」

「ニノちゃん、好きだよ、逢いたかった。
ニノちゃんの中、ぐちょぐちょできゅうきゅう
締め付けてきてマジでサイコーっ」


久々の逢瀬は加減の仕方を知らない野獣から
エッチで優しい紳士へと変身していく。


ま、要するに
俺らむちゃむちゃ愛しあってるんです。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ