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ビタミン剤

第20章 ウブじゃないアナタ


なんなんだろう

言い知れない不安と
このモヤモヤした気持ち、ひたひたと忍びよる
いつか翔くんが飛び去ってしまう恐怖。


気が狂いそうになる負の思考


翔くんを凌辱するように強引に抱くことで紛らわそうとする身勝手さ。

後背位で激しく抜き差しを続けながら
ストロークをきかせて最奥を擦りあげるように
腰を強めに打ち付ける

ここって箇所、翔くんの前立腺と思われるソコに
あたると、
1オクターブトーンの跳ね上がる
悲鳴とあまい吐息

隙間なく密着してあげてうんと律動を続けていくと
啜り泣くようなせつない声で
俺の名前を呼んでくれる。


「潤っ、やぁ…ぁんん…潤っ…ふぁ」


ニュースを読む翔くんのきりっと引き締まった
口元、涼やかな眼差し、
より解りやすく語る声は落ち着いたトーンのもの

メンバー同士のバラエティーで見せる惚けた表情
ちょっとドジな真似事をしてみせる
ひょうきんな一面

歌番組の司会では緊張感を感じさせながらも
やわらかな微笑みを絶やさずに落ち着いた雰囲気で出演者に安心感と信頼感を与えている。


もっと大人な男になりたい

翔くんの横にふさわしい頼もしくて

頼れる男で在りたい


「潤っじゅ…もぉ…ぁあ…潤っ!」

かすれた甘い声で俺を呼び続ける
それはもう間もなく翔くんが高みへ舞い上がろうとする合図。


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