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ビタミン剤

第24章 愛の戦士



はぁはぁ…クッ…ヤバっ

真面目な翔の邪魔はしちゃいけないん
だけど、これ以上我慢できないし

でも、そろそろ止めなきゃ
翔が戻って来る頃だしね。



ん?なんか視線を、感じる…
ウソぉ…見られてる?


薄眼をあけて見てみると銀縁眼鏡の奥が
揺れて熱っぽい眼差しでこっちを
睨みつけてる眼鏡っ子の翔がいた。


「…なんで独りで始めちゃうの…」


頬を膨らませて怒りだす顔は真っ赤で
両手に抱えてるのは毛布に2人分のパジャマ


「……雅紀のばかぁ…」

股間から慌てて手を放して立ち上がると
ズボンとトランスが膝に引っかかって
ぶざまに転びそうになりながら
どうにか泣き出す翔を抱きしめてあげた。




「ごめん、ごめんね、翔っ翔!」

「うわぁん…っバカバカばかぁ
雅紀は俺とするより、独りでするほうが
好きなんだぁ…ひどいよっっ」

「ちがっ、違うってば!
翔が大好きだよ、翔としたいに決まってるじゃん
独りでエッチするなんてぜんぜん気持ちよく
なんない。
翔とエッチするのが最高に気持ちいいに
決まってるでしょ」

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