ビタミン剤
第24章 愛の戦士
「…それ、どうするの。翔っ?」
「だって、雅紀のいけないコイツがちっとも、
触ってくれないから…
俺がコイツの指を舐めて濡らすね」
翔の口腔内はあたたかで人差し指、中指、薬指の
順番でやさしく舐めあげて咥え込んで
たまに甘噛みをしてきてくれたり
3本の指が翔の口に咥えられてたっぷりな
唾液に濡らされて、てらてら輝いてる。
白濁で汚れてる眼鏡の奥の翔の眸が
もう待ちきれないと催促してきてるみたい。
くっそおっ!
ここらで愛の戦士、アモーレ雅紀の本気さを
見せなきゃ。
先にイッちゃったダサいままでなんて
終われないもんね!
「翔…脱いで、俺も脱ぐよ。
ねえ、コイツに翔が1番気持ちよくしてほしい
とこ見せて。」
「…ぁ…雅…きぃ…やぁ
恥ずかし…ぁん…ふ…ぅ…」
恥ずかしがる翔のスウェットを強引に脱がせて
身体中に吸い付いて腋の下に、わき腹に、
朱色の痕を付けていく。
内太腿の付け根部分は毎日上書きするように
付けてあげてるから、
鬱血みたいな痣にも見える紅色の痕。
翔は俺だけのものってヒミツの所有の証。