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ビタミン剤

第26章 ルール ver.1


Mside 迎える


「ちわっ、お邪魔しまーす」

「……お邪魔、します…」

ゆっくり靴を脱ぐ翔くんの足元に
しゃがみ込みで、脱いだ履き物をきちんと
揃えてあげるリーダー。

やっぱりこの2人は恋人同士で
つきあってるんだよなぁ、

翔くんの腰に手を添えてエスコートする姿は
悔しいけどお似合いなんだよね。

「いらっしゃい、リーダー、翔くん。」

「…潤…今日はありがと…」

目を伏せて恥じらいながら微笑んでくれる
今夜の翔くんは眼を見張るほどの色気。


「ほら、翔ちゃん
ホストが迎えてくれてるでしょ?
ちゃんと挨拶しなきゃね」

リーダーに覗き込まれるとすこし困ったような
顔になって瞳が潤みだすから
思わず抱き寄せてあげて、名前を呼ぶと


「…ん…っふ…ぅ…ぁ…んんっ…」

かわいらしく吐息を漏らしながら
俺からのお祝いのキスを受けいれてくれた。

「ほら、次待ってんですからね!
潤くんキス長過ぎっ」

「…ぁ……はぁ…はぁ…」


離れた翔くんのくちびるはつやつやに濡れてて、
あざやかな紅い色

ニノが輪郭を辿るように翔くんの顔に
くちびるを這わせてから
舌を絡めあげる濃厚でディープなキスを施すと
膝から崩れ落ちそうになってるし。

くっそぉ自分だって長げえじゃんか!

そんな翔くんを抱き抱えてあげる雅紀
リーダーをチラッと見て笑顔を確認してから
雅紀の首に両腕を絡ませながら
キスをする翔くん。

今夜の主人公はお姫様抱っこでパーティー
会場へとむかった。

「クスクス、潤くん。
あなた、もう、前膨らんでますよ?」

俺の中心をぐにゅと握ってくるニノ。

「るせぇっ!仕方ないだろ
この日を楽しみにしてたんだからっ!」


あんな可愛い色気をだしてる翔くんとキスしたら
そりゃあ、誰だって反応するだろ。

「ムフ、可愛いだろ?
あれ俺んだからね。
ま、今夜はいっぱいかわいがってあげてよ
翔ちゃんのバースデーパーティだしね。」


リーダーから雄の色気が漂ってた。


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