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ビタミン剤

第29章 ルール ver.2



「…えっ?…パーティ増える…の…?」

「おいおい、翔ちゃん…?」

「じゃあ4枚カードが届くんだね?
どうせなら…5枚がイイなぁ
智くんのカードも作っちゃダメ?」


愛らしい微笑みで大野さんにおねだりして
小首を傾げみせるとか
これって、悩殺してるってことでしょう。


「……むむ……ゔゔゔ」


最終決断を促がすような問いかけってよりも
言い切りで伝える。


「リーダー嵐は公平な民主主義ですよね?」


「分かったよっ!翔ちゃん
くっそぉ…っ!!」

「ありがとう、智くん!
俺ね、智くんと愛しあってるの
3人に見てもらうの…好きかも。
だって、智くんが好きで好きで堪らないって
溢れちゃうから。
みんなの前で智くんといちゃいちゃ出来るの
…好きなんだもん。」


首まで真っ赤になった翔さんが
大野さんの胸に顔を埋めて照れ隠ししてる。
こんな風に甘えられるのも、素直な気持ちを
告白できるのも
大野さん、あなたにだけなんですよ?
しあわせ者なんだから。
少しくらい意地悪言ってやりたくなりますよ。


「翔さんの大胆発言ですね
なんだかんだリーダーにぞっこんなんですよね」

「ギャップ萌えだぁ
翔ちゃん普段クールで冷静だし
楽屋でも新聞ばっか読んでるしね」

「ホントはイチャラブしたかったんだ。
俺らに遠慮なくいちゃいちゃしていいよ。」



「よし!翔ちゃんみんなからお墨付き貰えし
これからはたっぷり楽屋でもいちゃいちゃ
しような!!」

「やっ、恥ずかしいから、ヤダよっ!」


みんなで笑い合ってこんなやり取りができるって
やっぱり俺らは仲良しグループだよね。




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