ビタミン剤
第31章 ウサギ+ワンコ=耳+シッポ
ゆらめく腰は誘ってる風にしか見えない
ヒクつく蕾は淡く色付いて待ち望んでる。
「潤がさっきたっぷりしゃぶってたから
唾液だけで、充分だよな
このまま嵌めてイイとこに突っ込んでやる」
「はっ、ぁうっ!…んぁっぁあ」
一瞬だけの抵抗
やわやわに解れてる蕾を押し開きながら
内壁の絡みつく肉の感触に思わずもっていかれ
そうになり腹筋に力を入れた。
貪欲に飲みこもうとするうねりに抗うように
激しい律動を繰り返す
潤の甘い叫び声が部屋の中に充満する。
「うぅ…ぁう……んはっ…ひぅ…あん」
苦しげな喘ぎと粘着質な水音に打ち付ける肉が
ぶつかるオレら2人の生み出すいやらしい響きが
客間の二人にも
聞こえてくれる事を願わずにいられない。
昨夜の不意の訪問者は
迷子犬にツンデレウサギ
一見不釣り合いな肉食系と草食系だけど
関係性は幼馴染みみたいな戯れ合う相愛型。
また遊びに来てくれよな
公の場では素直になれない俺らにとって
おまえらはある意味理想的な二人なんだからさ
「うっ…ぁう…翔くん…も、時間っ…」
こんな卑猥に咥え込んでて、時間を気にする
余裕があることに腹が立ったが
スタジオへの入り時間を考えたらそんな事
言ってられねえし。
潤の前を握りこんで解放の昂まりへと同時に
昇りつめていった。