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ビタミン剤

第34章 SSZ


「翔くん、おはよ
はい、雅紀と2人で選んだプレゼントだよ
翔くんにぴったりと思って」

「おはよ
おお、サンキュー潤。
新しいキャップがそろそろ欲しかったんだよ
大事にするな」


さっそく被って見せてくれる
うん、やっぱり翔くんにとっても似合ってる。


「潤どう?イケメてる?」



「うん、すっごくかっこいいよ。翔くん。
雅紀がね、そのSSZってロゴが翔くんに
ぴったりだって言って選んだんだよ。
サクライショウだぜぇぃ!っだって!」

「へぇ………そっか。
じゃあ潤は?
潤はこのロゴの意味はなんだと思ってくれたの」

「え、俺は
えっと……俺も…雅紀と同じ…だよ?」

俺の表情をうかがうように覗き込んでくる眸は
少しいじわるな笑みを浮かべた色をしてる。

「潤と雅紀の意味は違うだろ?
そうだな、潤だったら
ずっとすきすき翔くん!とかさ
ゼロの翔くんステキ過ぎ!
それとも
サクライショウにゾッコンとかじゃねえの?」


頬づえをつきながら不敵な微笑みで
真っ直ぐ俺を見てくるんだ。


ウソッなんで知ってんだろ?

もしかしてバレてる??

ヤバい、顔が火照ってきたし…

どうしよう…




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