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ビタミン剤

第35章 縁結びの神さま



夕飯が終わっておむすびパワーで盛大に
ハッスルしてくれちゃった智くん。

へろへろ状態でへとへとになってベッドの上で
立てなくなって、智くんに抱っこしてもらって
お風呂に連れてってもらう。
2人で仲良く湯船に浸かってると

今度のおやすみに翔くんにおむすび作って
もらってピクニックに出かけたいねって言われた けど、少し考えて黙りこんでしまう。

だって
おむすび一つでこんなに翻弄されちゃったら
もし、うっかり公園とか芝生の上とかで
ハッスル状態になっちゃった智くんをはねのける
自信なんて俺にはないから。



「智くん…
あのね、おむすびはお家だけにしとこっか
出かけるときはコンビニのおにぎり買って行こうね」

「えぇー!!翔ちゃんのがいいのに」

「ダーメ、食中毒も気になるしね。」








智くんがバスタオルで包んで身体をわしゃわしゃ
拭いてくれる。
鏡に映し出された胸元にはさっきよりも
更に増えた真っ赤なキスマークがあちこち
いっぱいにつけられてる。

鏡の中で智くんと視線が合うと自信満々な
笑顔を見せてくるんだ。

「よし。これで当分安心できる。
翔ちゃん、この身体誰にも見せちゃダメだからね
もし、またロケ先で裸になったりしたら
ここずっとつるつるにしたまんまにするからね!」


「…ふ…ぁう…も、ならない…ん
つるつる、恥ずかし…からやだ、もん」




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