ビタミン剤
第36章 続 縁結びの神さま
「…ん…さとしくん…も、欲しいの
…さとしくんの濃いの、飲ませて…
翔のスケベな、お口の中に…智くんの
たくさん…ぁう、出して…ください」
「うっし!
翔ちゃんのお望み通りにお口の中にいっぱい
出して飲ませたげる。
ちゃんと美味しかったって感想も言わなきゃ
ダメだからね」
「……ぁ…ぁあ…ふぁい…んぁ」
※※※※※※※※
翌日、両頬のリンパが痛みで腫れて寝込んで
しまった翔ちゃん。
氷嚢で冷やしてやってサトくんとショウタンを
翔ちゃんのベッドのわきに置いてあげる。
「ほら、こうしてるとさみしくないでしょ
すぐに帰ってくるからね。
なにか飲み込みやすい物と痛み止め買ってくるから」
「ん…ひって…らっひゃい…」
頬ぶくろいっぱいに美味しいモノを
溜め込んでるリスみたいな可愛いらしさ。
やんわりと頭撫でて、昨日無茶させたことを
謝るとニッコリ笑っておでこを指差して
キスをねだってくる仕草。
ちゅっと、かろやかな音のキス。
寝室の扉をしめて
上着を羽織って買い物に出かける。