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ビタミン剤

第37章 サンクチュアリィ


翔の喘ぎ声と連動するみたいに唾液で濡れる襞が
ヒクつく動きで淫蕩に蠢いて埋め込まれるのを
待ちわびてる。

「あっあ…ひっ…んぁ」

中指を入れて抜き挿しをくり返すとしなるように
腰を振りはじめだす。


「准一っあっ…も…ぃい…早くっ」


陽の光が木々の隙間から翔の背中を照らして
見返る口許の唾液が陽の光できらきら輝いていた。


「翔、きれいだ。中に挿入るよ」


「ふっ…んふ…ぁあ…んんっ」


ぎちぎちと吸着する締め付け具合
持っていかれそうになるのをやり過ごして
亀頭を埋め込むと息を詰めてた翔の背中を
やさしく撫でてやり呼吸が整うのを待った。

ゆっくりと腰を突き進ませて覆い被さるように
胸の突起にも触れると逃れようと腰を左右に激しく振る。

「こらっ逃げんな。抜けちまうだろ」

「ぁ、だって…激しく…したら
すぐに…イッちゃうから…んぁ、やぁ」

「ここも弄られるの好きだもんな
翔は胸でもイッちゃう淫乱だもんな」

「准一くんが…ひっ…爪摘んじゃ…
ぁうっ…イッ」


映画の撮影中やコンサート
遠く離れた距離で、お互い逢えない時
夜中になっても構わないから
電話をしてほしいと寂しがりやの翔の願い。

すこしだけでも声が聞けるとうれしいし
安心できるからとその願いを叶えてやってる。

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