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ビタミン剤

第38章 愛のある風景


「あは、減ったりしないってば。
翔ちゃんは好きの次元が違うもん。
翔ちゃんのことはね、愛してるだよ」


眩しい笑顔でさらりと殺し文句を言ってくる
この当たりが、天然?小悪魔っていうか…

「実はさ。心配なの
それでなくても雅紀はロケが多いだろ?
出先で事故とかないか心配してんだ。
もし海が好きになったりしたらさ
釣りしててはしゃいでる雅紀が、
船から落ちたり波に攫われたりしないかって、
心配でやってらんないわけよ。」


「もう、そんなドジじゃないよっ
でも、ありがとね翔ちゃん。ちゃんと翔ちゃんが
買ってくれたあの神社のお守り、ちゃんと肌身離さず持ってるから大丈夫だよ」



雅紀のポケットにはテッシュと俺の渡したお守り
これが必須アイテム。

肩に頭をちょこんと甘えるようにのっけてくる
この仕草可愛い過ぎなんですけど…


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