ビタミン剤
第39章 ノクチルカ
「どんだけエロいんだよ、
また勝手にイキそうだったね、
まだダメだよって言ったじゃん
言うこと聞けないならお仕置きしなきゃね
ほら、しゃぶりな」
馬乗り状態で胸元で跨がってこられて、
まるで征服者のように有無を言わさずに口へとねじ込んでくる。
潤の湿った雄の塊
あまりの質量に苦しさを覚えて顔を左右に振って藻搔いてみても退いてくれない。
両腕を頭の上で押さえつけられて潤の滾った雄に
よる口腔内の支配に
涙が溢れて呻めき声までてしまう。
「翔っ、そんなに泣かないで。
ほら、こんな風にされても萎えてないでしょ
さっきよりびんびんに勃ってんじゃん」
「んぁ…くふ…んぐ…ふぁ…んん」
引き抜かれて頬にぴたりと押し付けられる熱い塊
顔中に擦り付けるように潤の雄を充てがわれる
「これが翔の好きなヤツだよ
しっかり見て味わって匂って覚えなきゃ
誰のものかをしっかり覚え込まないと」
「んん…ふぁ…潤の…硬くて…太いの…
好きっ…んぁ…ぁん…おいひ…ん」
顔中、唾液と先走りで滑らされて
漏れだす蜜を求めて樹液に群がる昆虫のように
雫が垂れる先端部分に舌先で触れてから
くちびるでねっとりと吸い上げていく。
「美味しい?
それは誰のものか言ってみて」
「んぁ…しょう…のぉ、んふ…しょうらけの…
んん…ぁん」
馬乗り状態で胸を圧迫されたまま鼻を摘まれて
右耳の穴を擽るように指を差し込まれて
息苦しさで口をつかって酸素を取り込むのに
必死になってしまう。