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ビタミン剤

第39章 ノクチルカ



「翔、ちゃんと覚えてときなよ
翔の軀中の孔はぜんぶ俺が支配してるからね。
音を聴いて、呼吸して、飯食うとこも
もちろん気持ちよくなれる孔もぜんぶね。」

とっくの昔から
この軀が潤によって作り変えられた時から
すべてを潤に支配されてるって理解できていた。

改めて言葉による宣言に歓喜で心が震えだす


「んぁ…潤…もう…イかせて…
潤のコレ…埋め込んで…奥までいれて
中に…潤を…たくさん注いで…」

極く狭い空間
睦み合う身体同士の摩擦熱で鏡が曇りはじめる。
潤に跨がり潤の腹の上で腰を落として
ヒクつく後孔へと息をつめながら飲み込ませてく。

結合部分が湿った音を立ててせまい密室が
淫靡な効果音で充たされる。

やんわりとにぎられて親指で鈴口を塞がれて
まだ熱の解放を許してもらえない
出口のない悦楽が全身を駆け回り舌先を
伸ばして潤に絡め取ってもらう

「んぁも、潤、おねが…ぃ出したい…イかせ…」

「後ろだけでイケよ。
空イキを覚え込ませてやるからさ
これ覚えてたら淫乱な翔の軀なら何度でも
イケちゃうからさ」

「やぁ…ぃやぁっ…あん、ぅうっ」

曇ってる鏡に映るみだらな顔の自分
だらしがなく呆けたくちびるから唾液を垂らして
上気する頬、膨らませてる鼻の穴
振り乱す髪のせいで汗が飛び散る

「最高に蕩けた顔してる
しっかり鏡見てろ、俺の大好きな顔だよ
他の誰にも見せらんない
翔の本気のエロい表情だ、たまんねぇ」



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