ビタミン剤
第40章 嵐影湖光
Sside
雅紀の尻の中を掻き回される内壁の責め具がローターに代わり、雄のカタチをした太めのバイブを挿入してやる。
ねっとりと絡み合う俺と雅紀の2人の舌
滴り落ちる2人の唾液の雫が潤の鼻先に落ちる。
淫靡な音色を奏でながら俺たち2人のカタチ、匂い、熱さを潤の軀の記憶に刻み付けていく。
「雅紀、潤のこと責めてやれよ。
潤が気を失うまで、頑張れたらお前の罰を許してやるよ。」
「ほんと?
…ぁ俺、頑張る…から翔ちゃんっ…
ぁう…お尻のオモチャ…抜いてくださぁ…ぃ。」
「いいぜ。
上手にできたら、今度はお前が気を失うまで
突っ込んで喘がせてめちゃくちゃ気持ち好く
してやるよ」
かわいい2人へ審判をくだす役割を担う
強烈な眼差しで見下ろしながら
受諾者達は憐れみを乞うべく俺の言いつけ通り
実行するだけ
情事による疲弊
雅紀による執拗な責めで先に意識を手放した潤。
縋るように媚びる眼差しを向けて俺に向けて
あまえるように抱きつきながら、組み敷かれ
肢体を引き裂くように捻じ込まれて
甘美な悲鳴をあげながら泣き続けた雅紀は
寝入ってる潤の横で
壊れたように気を失い静かに横たわった。
淫靡で濃密な空気が充満する部屋に静寂が訪れる。