ビタミン剤
第41章 aventureはディナーの前に
上気してきてる顔を隠すように背けながら拾った
ビスケットを掌にのせて雅紀へと差し出す。
雅紀の指先がそっとその手をたずさえて
舌でぺろりと掌を舐めあげるようにして
ビスケットのかけらを食べていく。
俺の指先まで口へ含んで一本一本を口腔内へと
銜え込んでなめていく。
「…あ…っやめ…雅紀…」
「翔の指も、手のひらもすごく甘いや。
ケーキ作ってくれたからかな?」
「…ん…放して…やめっ…ぁ」
雅紀の掌の愛撫に反応して全身の血流が駆け巡り
確実に下腹部へと集中してきてる。
顕著な膨らみをみせだす頃には雅紀の手で
ジッパーを降ろされて下着の中から取り出されていた。
「…んふっ…ぁう…んくぅっ…ぁ…ふぁ…」
「すっごく積極的
もう、かなり…ヤバいかも…」
雅紀の前で跪いて
咽喉の奥まで導いて性急な奉仕を試みている。
隆々とそびえ立つ雅紀自身の先端から滲み出る
雫を舐めとっても後から溢れてきて
頬を窄めて舌を這わせて吸い上げながら
不慣れなゴムの締め付けに違和感を覚えて
下肢を揺らしてると、雅紀が頬を撫でてあまく囁いてくれる。