ビタミン剤
第41章 aventureはディナーの前に
Sside
脱ぎ捨てた貴族の衣装は床に散らばったまま。
あたたかな微睡みから目覚めると2人で毛布にくるまってる。背後から雅紀に抱きしめられるように眠り込んでた。
「…え?……ぅあ……んんっ」
まだ雅紀のが中に入ったまま
繋がりあったままで眠り込んでたんだ。
寝がえりが出来なくてゆっくりと身動いで
そっと雅紀自身を引き抜こうと試みる。
息を詰めて下腹部に力を込めて少しづつ
雅紀から身体を放そうとして
抜け落ちた瞬間トロリと流れ落ちる粘液の感触
「…ふぅ………うぁっ…やっ…うそっ」
てっきり熟睡してると思ってた雅紀の腕が力強く
抱き抱え直してきた。
「…はーよ、翔だめでしょ、勝手に俺と離れたら。
せっかく翔のリクエストに応えてたのに」
自分がなにを言ったかなんて覚えていない
ただ、密着してきた雅紀の体温とぐいぐい
押し付けてくる下腹部の塊を
簡単に飲み込もうとうごめきはじめるから
激しく愛し合った事を鮮明に思い出してしまう。
「雅紀…おはよ…俺なんか言ったの?」
「ひっど覚えてないの?
朝までずっと繋がってていたいとか
雅紀お願い抜かないで、このままでいてって
翔が言ってくれたんだよ?」
「ほっほんとに?!俺そんなこと…言ったの?」
「うん、うれしかったよ
だから、ずっと挿入たまんまいちゃいちゃしてて
つい寝ちゃってたみたい。」