ビタミン剤
第41章 aventureはディナーの前に
5万人のファンの人達が認めてくれてる
たくさんの人の前で手を繋いでいられる
ものごとを切り取る場所が違うだけでこんなにも考え方って変わるんだ。
雅紀のすごさを改めて感じた瞬間だった。
産まれた場所も育った町も年齢も、取り巻く環境だってまるで違ってて、出逢える筈のない運命が
事務所に通いだしてレッスンを受けて
ジュニアの活動をはじめて
俺たちの歯車が少しづつ連動し始めいった。
嵐という運命共同体の船
オモチャの小さな船みたいなひ弱な俺たち
周囲のチカラを借りて
ファンの人たちのおかげで
どんどんおおきな規模の船に変貌を遂げてこれた。
ムードメーカーって言葉の響きはとても単純で
天然系の明るい癒し系って言われてきたけど
人一倍努力家で誰よりも忍耐力を持っている。
ただ楽しいから笑うんじゃなく
笑顔の先に生まれるものを見据えて
心から優しく微笑むことを心がけているから
雅紀は誰よりも素敵な笑顔ができるんだ。
こんな意気地なしの俺を
ずっと傍で支えてくれて、力強い腕で抱きしめて
揺るぎない愛を注いでくれてる。