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ビタミン剤

第42章  The sho must go on


目の前の年上の翔くんがヤケに愛らしく見えるのは、やっぱり惚れてるから?
甘えん坊になりたいときの翔くんには
なるべく好きなようにさせてあげてる。


甘えん坊に変身するときは
思い悩んだり、1人で抱え切れない何かが
あったりする時が多いから。




Jr.の頃からずっと戯れ合うような親密度で
仲良く触れ合ってることが当然だと思ってた。
周囲から見てて、もう付き合ってるよねって
言われるくらい2人の関係は濃密だった。


ある時期
役柄に見合った男としておもいっきり背伸びを
してみたら、それまでのべたべたしてた関係性が イヤにガキっぽいって思えて誰彼構わず、
不貞腐れた態度で、殺気を隠さずに垂れ流してた。

そんなおくれたやってきた反抗期の時期のせいで
いつの間にか翔くんとの距離までも開いてしまってた。



俺への突然の感情の激変に動揺、驚き、戸惑い

容赦なくかたくなな俺の態度に
絶望した翔くんはそれ以来仕事以外では全く話しかけてこなくなった。
俺との過去に蓋をして密封容器に入れてしまい込んで封印してしまった。



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