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ビタミン剤

第43章 オッカムの剃刀


「えっ?ちょっ…なにこれ?
待って、これってカメラ回ってるの??
もしかしてドッキリ?!
うそだぁ俺のこと驚かそうとしてるでしょ?」

カメラを探すようにあちこち見回すけど
なんにも出てこない。
そしたら見つめ合う2人がキスまでしちゃって
リーダーの肩を抱いた翔ちゃんが
あり得ない告白をしてきた。


「あのさ、俺と智くん、
俺らさ、もうだいぶ前から付き合ってんの。
なかなか言いだすきっかけがなくってさ
今はほぼ一緒に暮らしてるんだ。」

「うん、ほぼ一緒にいるもんね」




「ええぇぇ??!!」

「…やっぱり、本当なんだ…」

ニノのつぶやきにリーダーがアイコンタクトで
うなづいちゃってる。
ドッキリ以上なくらい衝撃的事実なんだけど


「今まで黙っててホントにごめん
公私混同をするつもりは無いし、これからも
メンバーとしてよろしく頼むよ。」

「ふふっよろしくね」



グループをここまで牽引してくれてる2人

昔から、2人ってお似合いだよなぁと感じたり
思ってたことも多々あったから
むしろ納得できる展開っていうか。


くっついて寄り添ってるのがすごく自然体な
姿にみえてくる。


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