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ビタミン剤

第43章 オッカムの剃刀



「だめっ、放してっ…きたないよ…」

「雅紀のぜんぶ貰えるんでしょ。
だったら飲ませて」

「んんっふぁ…ぁあう……っっイックぅ!」

咽喉の奥に
勢いよく吐き出される雅紀の精子はかなり
濃い味で、口腔内をねっとりとまとわりつくくる
苦い味わい。


両手を投げだして脱力する様子に髪を撫でて
横に寄り添う。


「今夜はここまでにしとこっか?
雅紀が感じ過ぎて声枯れちゃいそうだし」

「やだよぉ、ちゃんと最後までしよ?
大っきな声ださないように気をつけるからっ」


かわいく両手で口を塞いだってすぐにまた忘れて、
喘ぎだすことになると思うんたけど…

抱き寄せて風呂場に置いたままにしてる
翔さんからのローションを取って来るから
待っててって言うと
あっ!ってすぐにおおきな声で叫ぶんだ。


「あのね、さっき
リーダーがおみやげってくれたんだ
…枕元に絶対に置いておくようにって
かなりな命令口調で言われたんだけど…」


手にとってみるとキレイなラベルが貼られてて
ローションって綴りが書かれてある

「絶対に役に立つから置いとけって、
でも英語で書いてるからよくわかんなくって」



ったくおじさん2人の
俺らへの配慮と思い遣りには泣けてきますよ。

封を切って手に出して見せると
雅紀は使った事がないのか不思議そうに首を
傾げてくるからガラスのボトルから直接素肌に
垂らしてみた。



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