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ビタミン剤

第44章 エピテーゼ


智はなんとも思わないのかな?

もしかしたら他の誰かのこと抱いてる?

それとも俺の性欲が強過ぎるの?



寝返りをうつ智の香りがフワリと鼻腔を
くすぐるだけで下半身にずくりと疼きを覚えるほど。

愛される悦び
抱かれることの快楽を存分に開発された肉体

智の熱い迸りのすべてを体内で受けとめて
口腔内から溢れるほどにそそがれ
自分の細胞の一部が智のモノに書き換えられて
しまってるのかもしれないと思える不安


智の気配
智の匂い
智の動き

瞼を瞑ってても智の息遣いを耳にするだけで
身体の奥底で目覚めようとする
もう1人の肉慾に支配されようとする己れ


ベッドへ戻ると大の字であどけない表情。


「…さとしぃ……も……我慢できない…よぉ…」



久々の2人揃ってのオフ


引き出しからローションを取り出してしずかに
パジャマのズボンと下着を脱いで
智にじっくりと教え込まれたことをきちんと
なぞる様に尻の奥に潜む蕾をあらわにする。

愛されることに貪欲な俺の尻の奥の秘部は

智曰く

絡みつくほど奥まで飲み込んで、強烈な収縮と
蠢きで締め付けて、
喰い千切られるほど具合がいいらしい。


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