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ビタミン剤

第44章 エピテーゼ



「…ぁ…あれも……とって来なきゃ…」


2段目の引き出しから取り出したのは絵筆

智が通販でいろいろ調べて実際に手触りなんかも
確かめにわざわざお店まで足を運んで購入した
職人による手作りのもの
かなり値段の張る絵筆のセット

但し、これはキャンバスを色付けするための
絵筆ではなくて
智が俺の身体中に這わせる為にって購入した筆

様々なサイズを取り揃えてて
夜毎にその絵筆を使って智の繊細な指先で身体中に描かれていく

極細サイズの細い筆
先端の鈴口から零れおちる先走りの雫を毛先で
擽るように

極太サイズは背中の敏感な部分を撫で下ろして
尻の谷間を優しく這い回って
たっぷりのローションを蕾に塗り込められてから
ぐぷりと咥えさせられたりする



『潤はこの筆がよく似合うね
馬毛の太筆のこと気に入ってくれてたの?』

「…ん…んふ…はぁ…さとぉ…」

『なあに、潤。
言ってごらんどうしてほしい?』

「…も、ぉ……欲しい……んぁ」

ねだってもなかなか智のモノは貰えなくて
極太の絵筆を自分で握らされて智の目の前で
自慰させられたりもした。

何本ものサイズの違う絵筆を挿入されて
ぜんぶをばらばらに動かされる刺激や
きつめに縛りあげられて身動きがとれない
状態にされて、全身隈なくを絵筆で辿られて
堪えきれずに吐き出した自分の精子を身体中に
塗り込められたりも。



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