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ビタミン剤

第44章 エピテーゼ



卑猥な水音をたてて舌とくちびると咽頭を
駆使して智から教え込まれたように奉仕をすると


「…くっ…ちょっ……やべぇ…」


ぶるりと震える下肢
たっぷりと口に吐き出される青臭い雄の匂い
始めての翔さんの苦味が口腔内に広がる。



「潤のフェラやば過ぎ!超テクニシャンじゃんっ」

「でしょでしょ。
たっぷり咥え込ませてきたもんなぁ
あ、もう1人じゃ歩けないと思うから
翔ちゃん抱っこして連れてってやってよ」

「だろうな。下半身丸出しで前は拘束されて
お尻にしっぽつけらてれてんだもんな。
とんだ淫乱かわい子ちゃんだ
これじゃ和も負けるかもしんねぇなぁ」

「いやいや、日頃から2人がかりで
愛されちゃってるんだから和も相当なもんでしょ」

「まあ、そりゃね
毎晩雅紀と2人で愛してやってるもんね
今朝も智くんから賭に負けたって連絡きてからさ
雅紀が喜んじゃって、さっそく和に飛びかかって襲ってたし。」




2人の会話ではじめて知る3人の蜜月の関係
和から時折感じてた
同衾の匂いは勘違いじゃなかったんだ


翔さんが抱きあげて運んでくれる

尻からしっぽ落とすなよってウィンクされると
気恥ずかしくておもわず翔さんに
ぎゅっと抱きつくと
それを見た智がぶちぶち文句を言ってる。


陽がそろそろかたむきはじめる午後
山あいの古民家ではじまる
バースデーパーティーに胸を高鳴らせていた。




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