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ビタミン剤

第44章 エピテーゼ


Oside

手短かにここが相葉ちゃんの爺ちゃんちの別宅
だったと説明された。
むかし孔雀を飼ってた頃にすこしだけ住んでた家。
その思い出の民家を
雅紀が相続して今風に改築したらしい。



最近はもっぱら3人で過ごす別荘として使用してるらしくて、縁側があって広い庭にはバーベキューの準備がしてある。



「はーい、いらっしゃい。おふたりさん
ほら、着替えて着替えて。
せっかくだからみんなの分の浴衣用意したんだ」

「こっちが、大野さんで、
こっちが潤くんのだよ、あれどしたの?」

「なんか、いろいろぶっ飛ばしてさ
先に潤のことお祝いしてやらないと
智くんのせいでかなりつらいみたいだぜ。」


にやにや笑う翔ちゃんが早々に潤を可愛がって
やらなきゃって提案をする。


「もう!大ちゃんってばぁ
まだ可愛がってあげてないの?
俺なんて和のこと朝からめっちゃ激しく
可愛がってあげたのに」

「へへ、どうせなら
潤のぶっ飛んだ可愛いさをみんなにも
見てもらいてぇしさ。
いさぎよく敗けを受け入れてやってんだよ!」


優しく抱きあげてくれてる翔さんが俺の
頬にキスしてから、雅紀とニノに布団と蚊帳を
準備するように指示した。




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