My name is...
第2章 4人の超能力者
ルーシー「ねぇ、手術って何?
ここはどこなの⁈
この視界何とかならないの⁈」
ルーシーは半泣きになりながら聞いた。
女「まぁまぁ落ち着いて。
まずは自己紹介ね。
あたしはエリザベス。
水を自由に操れる超能力者よ。」
ルーシーが何かを言いかけたが、
その言葉をかき消すように
男が喋りだした。
男「私はビル。
大地を操る超能力者だ。」
男「俺はケイト!
電気を自由に操れるぜ!」
女「私はソフィア。
天候を操ることができるわ。
私の気分によっても変えてしまうけれど。」
ルーシー「…あなた達…何言ってるの?」
エリザベス「レイモンの野郎から
何も聞かされてないんだな!」
ソフィア「百聞は一見に如かず。って事かしらね」
ケイト「まずは俺の能力を見ろよ!」
ビリビリビリビリッッッ
突然ケイトが両手から電流を放った。
ルーシー「な…なに…これ…」
エリザベス「じゃぁ説明してやるよ。
あたしたちは水、大地、電気、天候を操れる
4人の超能力者ってとこ。
それに今日あんたが加わった。
それぞれの能力は適合した奴じゃないと
手術は失敗するんだ。
連中(研究者)はあたしら以外にも、
何人か集めて手術をしてるけど、
あたし達が生きてるって事は、
他の奴らは死んでるね。
ルーシーだっけ?
あんたが生きてここへ来れたのも
不幸中の幸いってとこだよ。」
ルーシー「全然意味が分からない。
それに、私には超能力なんてない!」
ソフィア「確かにそうね。
貴女は、何を操れるのかしら?」
エリザベス「両手をかざして、
こんな人造人間にしやがった連中に怒りをぶつけてみな!
能力見せてもらおうじゃん!」
ルーシーは出来るわけないと思いつつも
ゆっくりと両手を差し出し、
夢の中で聞こえた大きな音を思い出した。
バリバリバリバリッッッ
ルーシー「イヤアアアアアア!!」
その瞬間、ルーシーの両手からは
真っ赤なレーザーが放たれ、
目の前にあった花瓶や椅子やテーブル、
全てを真っ二つにしてしまった。
ルーシー「そんな…」