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My name is...

第2章 4人の超能力者


エリザベス「すっげー!!!

レイモンの野郎、この能力の適合者のために

何人殺したんだよ!」




ソフィア「様子を見ていれば、

ざっと500人ってとこかしら。」





ルーシーは力が抜けてその場に座り込んだ。






本当に人造人間にされてしまった…

もう、元の姿には戻れない。

昔の生活はできない。






エリザベス「とりあえず軽く説明してやるよ。

まずはこの視界、レーダーが見えてしまうのは、

必ずしも的に的中させるため。

あんたがかっき真っ二つにできたのだって、

このレーダーのおかげだよ。


それからうちら、攻撃には特化してるけど、

防御はそこらの人間と同じ程度。

もちろん、訓練次第で強くなれるし、

強くならなきゃいけないんだけどな!」






ビル「そして、我々の本当の目的。

それはレイモンにしか分からない。

趣味で人造人間作ってるわけでは無さそうだ。

いつか戦闘になる事くらいしか予想がつかん。

ただ、ハッキリ言っておくが、

その戦闘、1番キツイのはお前だ、ルーシー。」




ルーシー「…どういうこと?」





ソフィア「私たちは直接的な攻撃ができない能力なの。

でもその辺ルーシーは、レーザーって言う、

心臓を一突きできる、

言わばトドメをさせる能力でしょ?

言い方悪いかもしれないけど、

殺人マシーンってことよ。」






ルーシー「……」







エリザベス「ソフィア!そんな言い方ねぇだろ!

好き好んでこんな体にされたわけじゃねぇんだからよ!」




ソフィア「ものの例えよ。」






ケイト「まぁまぁ!

とりあえず訓練次第で能力も使いこなせるようになるし、

防御も取得しなきゃいけないから、

明日から一緒に頑張ろうな!」






ルーシー「……」









エリザベス「そうだよ!元気出せよ!

あ、それから連中はうちらの願いを死ぬまで叶え続けてくれる。

代償ってやつかな。

欲しいもの、行きたい場所、金、車

なーんでも手に入る。

遠慮せずに、その通信機で頼めよ!」







ルーシー「……」





ソフィア「今日はここまでにしておきましょう。

じゃぁね、ルーシー。良い夢を。」







4人の超能力者は各部屋へ戻って行った。
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