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きみがすき

第7章 *ロク*



首輪?!
これ以上、浮気をしないようにってこと?

それもお互い?!

事情がさっぱりわからない。



櫻「って、俺のおめでたい話は
どーでも良くて。」

いや、どーでも良くない。
すげー気になる!

櫻「何で俺の話してたの?」

あ、櫻井さんの話が衝撃的過ぎて、
忘れてた。


大「あー、そうそう。
ニノが、すな人にすきって言いたいんだって。」

「ちょっ、おーのさん!」
櫻井さんにはまだ…
てか、答えにもなってないですよ!


櫻「松本くんに?」

「え?」
反射的に櫻井さんを見上げる。

櫻「ん?」
と、眉毛を上げる。

え?え?
何で知って?

まさか、大野さんが言った?!
大野さんを見ると
変わらずニコニコした顔。
俺と目が合うと、
「ん?」と首を傾げる。


櫻「ふふ、智くんには何も聞いてないよ。
てか、誰だってこの間の雰囲気見れば、
二宮くんが、松本くんのこと
どう思ってるか、バレバレだよ?」

気付いてないのは、松本くんくらいじゃん?
と、右の広角を上げてにやっと笑った。


「…。」
開いた口が塞がらない。とはこのことか。

だって、この間のたった1回じゃん。

だって、その時はまだ、すきだって
認めてなかったじゃん。

俺、そんなに駄々漏れだったの?

そう思うと、急に恥ずかしさと、
居たたまれなさが沸いてくる。

顔、真っ赤だよ。絶対…。

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