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Best name

第4章 告白

自宅に戻ったオレは…空っぽな状態で
ただただ そこにいた。

どこの どの道を通って帰ったかもわからない。
ただひとつのことだけを思っていた。


アイルを抱きしめたい


今すぐ抱きしめて
誰にも見つからない所へ行きたい。


もう二度と
…誰もアイルを傷つけることが出来ないように。




いつかソウタさんが見せてくれたアイルの写真…
あの笑顔を思い出していた。

あの笑顔が、壊されたのだと


ぼんやりと…途方もなく
受け入れ難い "仮説(真実)"をおもった。

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